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【完全保存版】ECサイト(ネットショップ)の種類と価格の解説

ECサイトとは

ECサイトのECとはElectric Commerce(=電子商取引)の略で、ECサイトとはインターネット上で商品やサービスを販売するシステムのことです。
現代の日本では約90%の人が過去一年にオンラインショッピングを利用しており、商品販売においてとても重要な役割を果たしております。
直接店舗に行かなくても24時間いつでもウェブ上で商品を見て購入できる為、その手軽さが現代のニーズにマッチしており今後ますますニーズは高まるでしょう。
ネットショップを始めることによって、店舗に来る事が難しいお客様にも商品を購入してもらえるチャンスが増えます。
更に店舗販売では人件費等のコストが必ずかかってしまいますが、ECサイトの運営は無料で行えるサービスもあり、コスト削減が可能になります。
その為より安く商品を提供する事が出来るようになり売り上げにも繋がります。

ECサイトの種類と構築方法

ECサイトには多様な構築方法があり、大きく分けて「パッケージ」「フルスクラッチ」「オープンソース」「ASP」という4つのタイプに分類できます。
各タイプの説明とメリット、デメリットをそれぞれ詳しく紹介していきます。

パッケージ

ある程度作られてある枠組みをベースに、ECサイトを作成します。
ECサイトとしての基本的な機能は備えており、デザインを変えたい・機能を変更/追加したいなどのカスタマイズが自由に行えます。

<メリット>

  • 基本的な機能は揃っているので、ゼロから作成する場合と比べて開発の手間が大幅に減少
  • 基本的な機能のみ利用する場合、デザインをするだけでECサイトの構築が可能
  • サイトのデザインや配置、機能を追加したい場合は自由にカスタマイズができる
  • コストは比較する4つの間では中程度

<デメリット>

  • インフラやサーバー環境を自社で用意する必要があり、ECサイトを運営する際に毎月の維持コストが発生する
  • 導入後のバージョンアップや調整に開発コストがかかる
  • システムの保守を行う必要がある為、ウェブ関連の技術に自信が無い場合他の業者等に依頼する必要性が出てくる

フルスクラッチ

先程の「パッケージ」はある程度枠組みが作られておりますが、こちらは全くゼロの状態から構築するタイプです。

ECサイトの構造や機能などすべて自身で考え、完全オリジナルでECサイトを構築します。

<メリット>

  • ECサイト1つ1つのオーダーメイド作成により、他社と被らない完全に自社独自のオリジナルなECサイトの作成が可能
  • 既存システムとの連携等どのような機能でも追加可能であり、デザイン面でも自由な為、とても柔軟性に優れている

<デメリット>

  • ECサイトを構築してWEB上で公開できるようになるまでに、膨大なコストや労力が必要である。オーダーメイドの為、実装までにかなりの期間を必要とする。
  • 独自システムの為、システム載せ替え等が難しい場合が多い
  • 導入後のバージョンアップや調整に開発コストがかかる
  • システムの保守を行う必要がある

オープンソース

オープンソースとは、無料で公開されているソースコードのことです。ソースコードとはプログラムやソフトウェアの元になる文字列の事を言います。有名なオープンソースに、ワードプレスやEC-CUBE等があります。

インターネット上で公開されているので、誰でも無料で利用が出来て、デザインなども自由にカスタマイズができます。

<メリット>

  • オープンソースをそのまま利用するだけであれば無料で利用できる
  • 比較的容易にデザインや機能追加などのカスタマイズが可能

<デメリット>

  • インフラやサーバー環境の用意が必要であり、維持コストが発生する
  • ECサイトにバグや不具合が発生した場合、自社での対応が必要になる
  • 誰もが自由に使えるシステムを利用してECサイトを運営する事になる為、顧客情報の漏えいなどセキュリティー上の問題が発生する場合が多い
  • バージョンアップ等が頻繁に行われ、その際に持続して使いたい機能が使えなくなったり、動いていたシステムが突然動かなくなったりしてしまう可能性もある

ASP

ASP(Application Service Provider)とは、ECサイト構築に必要なアプリケーションのソフトを、インターネット経由で受け取れるサービスのことです。

サービス提供者側がソフトウェアやサーバーの管理をする為、上記で説明した3つのタイプとは違い、ネットショップオーナー様はサーバー構築やシステム保守をする必要がありません。

ECサイトの管理や運用は専用のブラウザ上で簡単に行うことができます。

<メリット>

  • 4つのタイプの中で最も費用が安く、手軽に始められる為、個人や小規模事業者のネット販売にも向いている
  • 継続的なバージョンアップが無料で提供され、様々なニーズ沿ったサービスが随時追加される。例として、中国語対応など越境ECサイトを提供するサービスを行う会社もある
  • サービス申込からネットショップの公開までに時間がかからず、すぐに始められる

<デメリット>

  • 機能や容量に制限がある場合がある為、大型ショッピングモールなどのECサイトには不向きである
  • 他の3つのタイプに比べ自由度が低く、デザインからシステムまで全て自身で手掛けたいという場合には使い勝手が悪い
  • バージョンアップやカスタマイズはサービスの提供者次第であり、どこを選べば一番ネットショップで集客できるのかを慎重に選ぶ必要性が出てくる

タイプ別の比較表

 

タイプ別費用比較

それでは、タイプ別にかかる費用を比較してみましょう。

パッケージ

  • パッケージの価格(数十万円~数千万円)
  • サーバー代(月千円~)
  • 月千円~一万円程度。容量やサポートの有無の違い等で価格にも差がある。

  • カスタム時の開発費用
  • デザイン費用(十万円~)
    WEBサイトデザインの相場はトップページが十万円~、その他のページが二万円~となっており、ページ数やデザインの内容によって金額も大幅に増加する。
  • 決済システム利用料、及び手数料
  • オープンソース

  • サーバー代(月千円~)
  • カスタム時の開発費用(五十万~)
  • デザイン費用(十万円~)
  • 決済システム利用料、及び手数料
  • フルスクラッチ

  • 開発費用(数百万円~数千万円)
  • 社内における仕様策定や要件定義にかかるコスト
  • サーバー代(月千円~)
  • カスタム時の開発費用(五十万~)
  • デザイン費用(十万~)
  • 決済システム利用料、及び手数料
  • 保守・メンテナンス費用
  • ASP

  • ASP利用料(0円~数万円程度)
    ASPを利用するにあたっては「初期費用」とECサイト維持に必要な「月額費用」が発生する。初期費用の相場は20,000~60,000円、月額費用の相場は4,900~39,800円となっており、商品が売れた際に発生する販売手数料のみでECサイトの構築および運営が可能なサービスもある。
  • 有料オプション費用(場合によって)
    デザインや機能の追加・変更を行いたい場合、利用料とは別に料金が発生する場合が多いが、無料である程度のカスタマイズが行えるASPもある。
  • 決済システム利用料、及び手数料
    決済シテステム利用料の相場は0%~5%となっており、有料の場合基本的にはネットショップオーナー様の負担となる。利用料をご購入者様負担へと変更する事も一部のASPでは可能。
  • 販売手数料
    現在主流のASP提供サービスにおける、商品が売れた際の販売手数料は2.5%~15%と幅がある。どこの会社を選ぶかで売上額に大きく差が開く。

<参考>

ECサイトのタイプ別利用傾向

安さで見るとASPが優れていますが、事業の形態により、何が最適なのかは変化します。

ここでは、タイプ別の利用傾向を説明いたします。

フルスクラッチ …年商数十億円規模。

完全にオリジナルシステムとして構築出来る為、運用開始までに時間的な猶予があり、先行投資を行う余裕があり、継続的に開発コストを掛けることが出来るのであれば、独自機能やブランドイメージ戦略も取り入れた運用が可能となるフルスクラッチが適切です。

パッケージ …年商10億円~年商数十億円規模

基幹システムはパッケージソフトの仕様に準拠する必要がありますが、フルスクラッチほどではないが自由にカスタマイズしたい場合にはパッケージが適切です。但し、システムの基幹部分を改造しようとする場合には、下手をするとフルスクラッチよりも開発コストがかさむ可能性もあります。

オープンソース …年商1億円~年商10億円程度

初期コストを削減した上で、ある程度のカスタマイズを行う場合には最適です。但し、不具合やセキュリティ上の問題は常に付きまとい、バージョンアップによってカスタマイズ部分が機能しなくなる場合もあります。

ASP …年商0円~年商1億円程度

安価で、すぐに始められ、継続的なバージョンアップを受けられる為、「すぐに始めたい」、「ためしにやってみる」というほか、「開発費等の継続的な費用はかけたくない」という場合に最適です。

ASPタイプはサービス提供者が継続的なバージョンアップを行いますので、常に最新のサービスを利用することが出来るのも魅力の一つです。但し、オリジナリティは出しにくく、カスタマイズやバージョンアップはサービス提供者に依存することになるほか、サーバダウン、メンテナンスが意図しないタイミングで行われることもあります。

まとめ

既に大規模な商材を持っている、または他の事業で確保した利益を先行投資できるという場合を除いて、これからネットショップを始めるにあたっては初期投資やランニングコストが最も低いASPサービスがお勧めです。

コストが低く使いやすいASPですが、ASPを提供している会社は複数ある為、どこを選ぶかより販売手数料や、カスタマイズの柔軟性の差があり迷ってしまう事も多いでしょう。

弊社の「EMii」は初期費用・月額費用無料、システム利用料金は商品が売れた際のみ発生するとう設定でネットショップを運営できるというメリットに加え、柔軟なカスタマイズが可能・設定の代行というサービスも含んでおりますのでコスト面だけでなく利便性の面でも使いやすいASPサービスです。

さぁ、あなたもEMiiでネットショップを始めてみませんか?